用語:品詞(ひんし)
意味:品詞とは、言葉の種類で、名詞(めいし)・動詞(どうし)・形容詞(けいようし)・形容動詞(けいようどうし)・連体詞(れんたいし)・副詞(ふくし)・接続詞(せつぞくし)・助動詞(じょどうし)・助詞(じょし)・感動詞(かんどうし)などが含まれています。
品詞:名詞
語感:どちらも かため やわらかめ
解説:品詞とは、日本語の文法学習のために、言葉の性質に応じて、分類したものです。品詞の学習は、小学校から始まり、中学校の国語の授業で、本格的に学習します。品詞には、いくつかの分類基準があります。1つ目の基準は、活用するかしないかです。活用とは、文の前後関係で、言葉が変化することです。例えば、動詞「行く」の後ろへ助動詞「ない」を置くと、「行かない」となり、動詞「行く」が「行か」へと活用します。活用する品詞は動詞+形容詞+形容動詞+助動詞です。用言+助動詞という暗記方法があります。2つ目の基準は、自立語か付属語かです。自立語とは、単独で意味のある言葉で、付属語とは、単独では意味のない言葉です。例えば、名詞「犬」や形容詞「丸い」は、単独で意味のある言葉なので、自立語です。しかし、助動詞「そうだ」や助詞「を」は、単独では意味がなく、何を言っているのかわかりません。付属語は、必ず自立語と組み合せて、文で用います。
文法:日本語の品詞まとめ
品詞 | 活用 | 解説 | 具体例 |
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名詞 | ✕ | ものの名前 | 人・犬・元気 |
代名詞 | ✕ | 代わりの名前 | 私・あなた・君 |
動詞 | 〇 | 動作状態・ウ音終わり | 行く・食べる・する |
形容詞 | 〇 | 性質・イ終わり | 良い・悪い・明るい |
形容動詞 | 〇 | 性質・ダ終わり | 静かだ・陽気だ |
連体詞 | ✕ | 名詞を修飾 | この・おかしな・いろんな |
副詞 | ✕ | 用言を修飾 | とても・やや・きっと |
接続詞 | ✕ | 言葉の関係 | そして・しかし |
助動詞 | 〇 | 言葉に意味を追加 | だ・そうだ・ない |
助詞 | ✕ | 言葉に意味を追加 | は・が・に・を |
感動詞 | ✕ | 感情・音声 | おお・うわ |
慣用句 | ✕ | 特別な意味 | 手が焼ける |
類義:国語文法(こくごぶんぽう) 学校文法(がっこうぶんぽう) 言葉の種類 言葉の分類
分類:言語 (language)
> 日本語 (Japanese)
> 国語 (kokugo)
> 文法 (grammar)
> 品詞 (parts of speech)
> 名詞 (noun)
+ 動詞 (verb)
+ 形容詞 (adjective)
英語:parts of speech
中語:词类 詞類