物
読み方:
音読み 呉音
もつ 音便
もち 漢音
ぶつ 音便
ぶっ 訓読み もの 音便
もん
書き方:
画数 八画 8画
部首内 4画
書き順
成り立ち:
部首 牛 構成 左右偏旁
語源 形声文字 由来 牛偏(うしへん)と勿旁(ぶつづくり)が左右に合わさった漢字で、牛の字は家畜を意味し、勿の字は発声を意味する。勿の字は、日本語では単独であまり使われないが、語源は「所有を示す旗」である。そこから「所有物に旗を付けて管理する」という意味の漢字になった。すなわち物とは「人間によって管理できるようになった状態」のことである。
意味1:
物体で形のあるものを意味する。物質(ぶっしつ) 万物(ばんぶつ) 果物(くだもの) 探し物(さがしもの) 物差し(ものさし)
意味2:
事件で注目していることを意味する。物件(ぶっけん) 物物しい(ものものしい) 物の怪(もののけ) 物語(ものがたり)
意味3:
状態で意のままに操作できることを意味する。物にする(ものにする)
意味4:
名前で地名人名を意味する。物部(もののべ)
意味5:
商業で取引の対象を意味する。物品(ぶっぴん) 物物交換(ぶつぶつこうかん) 物欲(ぶつよく) 瀬戸物(せともの)