慶應大学商学部の過去問の解答・解説・全訳です。受験生の入試対策のためにプロ家庭教師が出題傾向を分析・解説します。
慶応大学商学部への合格対策カリキュラムをプロ家庭教師にメール相談できます。
【大学】:慶應大学
【学部】:商学部
【年度】:2018年
【大問】:1
【形式】:適語補充+文章理解
【表題】:AIが雇用を変える
【作者】:ガーディアン The Guardian
【対策】:AIが新しい産業革命をもたらすとして、多くの国ではホワイトカラーの失業が予想されており、どのようにして雇用と生活を守ればよいのかを議論している。AIをこれ以前の産業革命の延長で理解し、アメリカのヘンリー・フォードの労働制度にも言及されている。
【用語】:AI 産業革命 雇用 生活水準
【大問】:2
【形式】:適語補充+文章理解
【表題:なぜどうしてアメリカ人の職場付き合いは変わったのか Friends at Work How and Why American Attitudes Have Changed
【作者】:ニューヨークタイムズ The New York Times
【対策】:米国における職場付き合いがなぜ・どのように変化したのかついて論じている。米国人はここ数世代で職場付き合いにより否定的になった事実は、どのように説明されるのかを読み取りたい。労働制度と勤労意欲が何から影響を受けるのか、商学部らしい実務的な問題となっている。また、文中には社会学の重要文献であるマックス・ウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 The Protestant Ethic and the Spirit of Capitalism」が引用され、アメリカの労働文化への影響も検討している。
【用語】:職場の付き合い 労働制度 意欲 コミュニケーション
【大問】:3
【形式】:適語補充+文章理解
【表題】:プラスチックゴミと経済活動
【作者】:ガーディアン The Guardian
【対策】:プラスチックゴミによる環境汚染について、さまざまな具体的な事例を通して、どのように対応すればよいかを検討している。消費者・生産者・政府・企業・研究者などがどのような問題意識を持ち、どのように解決策を提示しているかを読み取りたい。
【用語】:環境汚染 プラスチックゴミ 税金 バズワード
【大問】:4
【形式】:適語補充
【表題】:米国における台風の命名方法
【作者】:世界気象機関 World Meteorological Organization
【対策】:米国における台風(ハリケーン)がどのようにして命名されるのかを説明している。台風の名前は無秩序に割り当てられているのではなく記憶しやすように人名をアルファベット順に割り当て、さらに女性名と男性名が交互に割り当てられる慣習となっている。
【用語】:台風 ハリケーン 命名方法 気象予報
【大問】:5
【形式】:適語補充
【対策】:適語補充で、英語の構文を当てはめる演習をしておきたい。単語だけを当てはめる問題と文章の前後から推論する問題がある。
【用語】:英文法 構文
【大問】:6
【形式】:適語補充+スペリング
【表題】:英国の核シェルターについて
【作者】:英国放送協会 BBC
【対策】:英国の核シェルターを手短かに紹介する記事で、文章中に適語補充が求められる。英語の動詞と名詞の変換が1つのテーマとなっており、英単語は派生語まで合わせて記憶しておくと対策できる。
【用語】:核シェルター 軍事 政府
【大問】:7
【形式】:適語補充+スペリング
【表題】:文化遺産の定義 Definition of cultural heritage
【作者】:英国放送協会 BBC
【対策】:文化遺産の定義がどのように成長していったのかをまとめた報道記事で、情報が手短に要約されている文章に読みなれておきたい。また動詞の主語・時制が長文で見抜けるようになる訓練も有効となる。
【用語】:文化遺産 創作物 地域共生