慶應義塾大学(慶応大学)経済学部の過去問2019年の解答・解説・全訳です。受験生の入試対策のためにプロ家庭教師が出題傾向を分析実況します。
【英語の試験構成 長文３本＋英作文２本 読む力と書く力】
慶應義塾大学経済学部の英語の試験構成は、伝統的に長文読解３問＋英作文２問(条件英作文１問＋自由英作文１問)）で安定しています。読解力と文章力がそれぞれ区別して評価される正統派試験です。
【英語の出典 経済経営系大半】
慶應義塾大学経済学部の英語の出典は、経済学・経営学についての文章が大半です。経済学の理論を探求する文章と、経営学の実務的な問題に対処する文章が出題されます。
【自由英作文 １００語以上】
慶應義塾大学経済学部の自由英作文は、１００語以上の本格的な英作文です。文法力に加えて、構成力が求められます。
【プロ家庭教師 経済学部対策講座】
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【大学】：慶應義塾大学(慶応大学)
【学部】：経済学部
【年度】：２０１９年
【定員】：６３０人
【配点】：２００点/４２０点
【試験時間】：１００分
【大問】：１
【形式】：適語補充＋内容理解
【表題】：観光詐欺に引っかからない Avoiding the Tourist Trap
【作者】：バイナン・ダニット Binan Dunnit
【対策】：文章を読みながら文法と内容理解を問います。大問１から大問３はすべて同じ形式です。文法ではアクセントが出題されましたが、標準的な難易度の単語でした。文章内容は、エコツーリズムで、観光作業・地域振興・環境破壊が、さまざまな視点で分析され、現代における観光思想とは何かが問われています。
【用語】：観光旅行 エコツーリズム 環境破壊
【目安時間】：２５分/１００分
【大問】：２
【形式】：適語補充＋内容理解
【表題】：地平線を広げる Broadening Our Horizons
【作者】：T.フォーチュー T. Fortue
【対策】：文章を読みながら文法と内容理解を問います。大問１から大問３はすべて同じ形式です。文法ではアクセントが出題されましたが、標準的な難易度の単語でした。文章内容は、大問２と大問１が対比された意見が述べられています。慶應義塾大学経済学部の特徴で、対立する２つの視点(肯定派と反対派)の両方からの理解力が求められており、批判的読解力と呼ばれています。大問２はエコツーリズムの賛成派で、観光産業が貧困国の経済成長に貢献すると主張しています。
【用語】：貧困 開発 文化資本
【目安時間】：２０分/１００分
【大問】：３
【形式】：適語補充＋内容理解
【表題】：カジノは大きな賭けだ Casinos High Stakes All Round
【作者】：Anne・T・Uppe
【対策】：文章を読みながら文法と内容理解を問います。大問１から大問３はすべて同じ形式です。文法ではアクセントが出題されましたが、標準的な難易度の単語でした。文章内容は、ギャンブル規制がどのような視点で行われるべきか、制度への理解力が求められています。消費者・企業・公共の三者が、どのような利害関係にあるのか、ていねいに分析しましょう。
【用語】：カジノ規制 地域振興 統合型リゾート
【目安時間】：２５分/１００分
【大問】：４
【形式】：条件英作文
【表題】：来年パリに留学しなければクラブを続けてリーグ優勝の経験ができたのに
【作者】：ーーー
【対策】：条件英作文で、５０語前後で、会話文の翻訳が求められます。日本語では自然な表現でも、英語には翻訳しにくい会話が、例年出題されています。文字通りに翻訳するだけではなく、うまく英語にできない場合は、意味を解釈して、別の言い回しを選ぶ必要があります。
【用語】：会話 留学 計画文
【目安時間】：１０分/１００分
【大問】：５
【形式】：自由英作文
【表題】：日本政府は外国人観光客を誘致すべきか Should the Japanese government encourage many more tourists to visit Japan?
【作者】：ーーー
【対策】：自由英作文で、１２０語前後で、意見を述べます。慶応経済学部の自由英作文は、例年、一番最後に出題され、それまでに登場した文章について、受験生が意見を述べるように構成されています。前の文章から、自分の意見に近いものを選んで、そこに肉付けしていく書き方がおすすめです
【用語】：観光誘致 カジノ規制 統合型リゾート
【目安時間】：２０分/１００分