慶應大学文学部の過去問の解答・解説・全訳です。受験生の入試対策のためにプロ家庭教師が出題傾向を分析・解説します。
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【大学】:慶應大学
【学部】:文学部
【年度】:2018年
【大問】 1
【表題】 成長物語に反対 The Coming-of-Age Con
【作者】 コーディー・デリストレリ Cody Delistraty
【形式】:適語補充・英文和訳・英作文(和文英訳)
【内容】:前半部で近代の成長神話の歴史的な変遷を検討し、中盤では成長神話が現代の心理学の知見と矛盾している点を指摘し、終盤では成長神話を見直す形でまとめている。約2000WORDSの長文1題だけの出題で、文章の内容を理解したうえでの適語補充・英文和訳・英作文(和文英訳)で、小問数はすべてで8問と、独特の試験形式となっている。他の私立大学のように細かな文法や語彙を問うものではなく、しっかりと英語を通じて文学・社会学の概念が理解できるかを問うており、優れた試験といえる。日本の学校英語に習熟するのではなく、しっかりと英語で読書ができる水準にまで言語能力を鍛えておきたい。
【用語】 物語 神話 カタルシス 自我 資本主義 社会学 マイノリティー ジェンダー