CentOS Postfixでメール

CentOS Postfixでメール

CentOS Postfixでメール

CentOS Postfixでメール

CentOS7で、メールを送受信してみましょう。
メールを送受信するためには、MTA (Mail Transfer Agent) というパッケージが数多く開発されています。MTAは、メールサーバーと同じ意味で用いられることが多いです。


有名なMTAに、Sendmail・Postfix・Exim などがあります。そのうち、Postfix (ポストフィックス) が安定したMTAですので、設定していきましょう。

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postfix ドメイン

メールを利用するためには、メールの送受信の宛先であるドメインが必要となりますので、まずはドメインを取得しておきましょう。

ここでは、ドメイン名を example.com として話を進めます。

Postfix CyrusSASL

Postfix を導入する前に、CyrusSASLというパッケージをインストールしておきます。
CyrusSASLは、メールの認証機能を担当します。
rootユーザーであることを確認してから、以下のコマンドを打ちます。

yum install cyrus-sasl
インストールが完了したら、さっそく起動します。
systemctl start saslauthd
自動で起動するように設定もしておきます。
systemctl enable saslauthd
Postfixの設定ファイルを開きましょう。
vim /etc/sasl2/smtpd.conf
pwcheck_method を auxprop に設定します。
pwcheck_method: auxprop
mech_list: plain login

Postfix インストール

Postfixをインストールしましょう。rootユーザーであることを確認してから、以下のコマンドを打ちます。

yum install postfix
インストールが終わったら、以下のコマンドで確認しましょう。
rpm -qa | grep postfix

インストールされたパッケージが表示されます。
postfix-xxxxxxxx
MTAを、postfixに指定します。インストールされているMTAの一覧を、以下のコマンドで表示します。
alternatives --config mta
他のMTAが指定されていないか、確認しておきましょう。
[root@XXX-XXX-XXXXX ~]# alternatives --config mta

There is X program that provides 'mta'.

Selection Command
-----------------------------------------------
*+ 1 /usr/sbin/sendmail.postfix

Enter to keep the current selection[+], or type selection number:
ここでは1を押して、ENTERを押します。(インストールされているMTAが複数の場合は、postfixの番号が変わりますので、確認してください)

すると、MTAがpostfixに設定されます。

Postfix Maildir

postfixの設定をするために、Vimで設定ファイルを開きます。

vim /etc/postfix/main.cf


メールの保存形式をMaildirに変更しておきましょう。
変更前:#home_mailbox = Mailbox
変更後:home_mailbox = Maildir/


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