茜射す あと17分の バッテリー

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俳句:茜射す あと17分の バッテリー

かな:あかねさす あとじゅうななふんの ばってりー

Kana:Akane sasu  ato juunana fun no  batteri 

Haiku:Tangerine sunset   17 minutes   Remaining battery




季語:茜射す

かな:あかねさす

Kana:Akane Sasu

意味:夏の場面の1つで、夕方から夜にかけて、太陽が西日(にしび)で空を染める世界観を持ちます。静寂と解放、休息と期待、などを暗示する両義的な季語です。映像用語では、マジックアワー(magic-hour)、文学用語では、逢魔時(おうまがとき)とも呼ばれます。茜射すは、日本語において万葉集に現れており、語源は、大和言葉の「あか」と「ね」にあると考えられます。

commentary:茜射す(Akane sasu) is one of the summer situations, illuminated at sunset, also known as magic-hour. It is the ambivalent word that reminds us of silence and hope, all at once. Writers initially used the word in Manyosyu(万葉集), the first collection of Waka(和歌) which was written more than 1200 years ago.

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茜射す あと17分の バッテリー 解題



【茜射す 季語】


季語:茜射す

かな:あかねさす

Kana:Akane Sasu

意味:夏の場面の1つで、夕方から夜にかけて、太陽が西日(にしび)で空を染める世界観を持ちます。静寂と解放、休息と期待、などを暗示する両義的な季語です。
映像用語では、マジックアワー(magic-hour)、文学用語では、逢魔時(おうまがとき)とも呼ばれます。

茜射す(あかねさす)は、短歌から俳句へ、継承された枕詞(まくらことば)です。茜射すの導く言葉は、「日・昼・君」などの、輝きのあるものです。本句では、バッテリーと取り合わせました。

初学者は、理想に燃え、崇高な俳句を詠もうとします。その時に、初学者の身体は固くなり、頭も固くなり、言葉が遠慮します。言葉が遠慮すると、どこかで誰かが詠んだような表現に逃げ、ついに本人の持味も、押し殺してしまいます。

緊張した初学者に、寛(くつろ)いでもらうために、俳句の「俳」の字の、由来を伝えています。「俳」の字は、「俳句(はいく)」や「俳優(はいゆう)」という名詞に、共通して用います。この「俳」は、「ふざけた」や「取るに足りない」という意味です。俳句は、卑近な題材も詠むべきで、むしろ、卑近な題材をていねいに詠むことが、上達への近道でしょう。

茜射すは、我が国において万葉集に現れており、語源は、大和言葉の「あか」と「ね」にあると考えられます。




【茜射す 没作】


オレンジの 月は一枚 茜射す

茜射す 高速道路 南口


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