西行

西行

古文 人物 西行 (さいぎょう)

古文 人物 西行 (さいぎょう)


【名前】:西行
【かな】:さいぎょう
【時代】:平安後期
【生年】:1118(元永1)~1190(建久1) 寂73才
【職業】:歌人・僧・北面の武士
【別名】:佐藤義清(さとうのりきよ)・大宝房・円位
【家柄】:武家富裕層・父は検非違使・母は監物源清経の娘
【経歴】:
北面の武士(鳥羽上皇)
出家・仏道修行
和歌修行・諸国遍歴(高野・伊勢・熊野・吉野・陸奥)
【用語】:花・月・清澄・自然・草庵・旅・出家・仏教・諸国遊行・漂白の歌人
【歌集】:
山家集・聞書集・残集・山家心中集・西行上人集・新古今和歌集(九四首収録)・千載集・小倉百人一首
【伝説】:西行上人談抄・古事談・沙石集・後鳥羽院御口伝
【影響】:飯尾宗祇・松尾芭蕉
【同時代人】:平清盛・藤原定家藤原俊成

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西行 有名作品


【作品】:嘆けとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな
【かな】:なげけとて つきやはものを おもはする かこちがおなる わがなみだかな
【現代】:嘆けと言って、月は私を物思いに耽らせようとするのだろうか?いや、そうではない。恋に悩んでいるのに、月のせいにして、私の涙が流れているのだよ。
【修辞】:擬人法(月を人に見立てています)

【解説】:
【嘆け】:動詞の嘆くの命令形
【とて】:格助詞 引用で「~と言って」と訳します
【やは】:係助詞 「やは」は反語を表します
【思はする】:動詞「思ふ」の未然形と助動詞「す」の連体形
【かこち顔】:動詞「かこつ」は他人のせいにすることです】:かこち顔は、相手に責任を押しつけるような不服の表情です
【かな】:助詞「かな」は詠嘆の終助詞です




【作品】:願わくば 花の下にて 春死なむ その如月の望月のころ
【かな】:ねがわくば はなのしたにて はるしなむ そのきさらぎの もちづきのころ
【現代】:私の願いは、春の花の下で死にたい、2月の満月の時に

【解説】:
【願わくば】:願いは
【如月】:旧暦の2月
【望月】:満月のこと




【作品】:惜しむとて 惜しまれぬべき この世かは 身を捨ててこそ 身をも助けめ
【よみ】:をしむとて をしまれぬべき このよかは みをすててこそ みをもたすけめ
【現代】:惜しむといっても、惜しまれてもしかたがないのが世の中なのだろうか?身分を捨てることこそが、自分を助けることになるのだ。

【解説】:
【身を捨てて】:出家すること

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