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俳句 季語 冬の空


【俳句】:ジャージすぐ 走り出せるから 冬の空
【仮名】:ジャージすぐ はしりだせるから ふゆのそら
【英訳】:Should I die in winter Should I go to heaven With my cosy jersey
【季語】:冬
【解説】:冬の空は、季語です。日本語の空には「ソラ」と「クウ」の2つの音が当てられています。
ソラは、ソラゴト(空言)やウワノソラ(上の空)という意味で、何かがない状態を指します。対してクウは、クウキ(空気)やシンクウ(真空)という意味で、物理的な空間を指します。
空の元祖は、印度の大乗仏教の「śūnyatā」で、中国語では「空 kōng 」、英語では「voidness」と訳され、以下のようにまとめられます。

印度:スンヤータ śūnyatā
中国:空 kōng
日本:空 ku
英語:ヴォイドネス voidness

仏教の空の概念は、人間の認識について、大事な指摘をします。動物と異なり、人間は「何かがない」という認識を持てます。
例えば、誰かが上の空で話を聞いているのであれば「ここには望みのものがない」という不在感が意識にあります。
あるいは、誰かがジャージで寛いでいれば「ここにはすべきことがない」という解放感が意識にあります。
不在感も解放感も、「なにかがない」と認識する能力によって、生じます。
古代の仏教は、無知と欲望と認識がどこから立ち現れるのかを、究明しようとしました。その成果である空思想は、現代の私たちのメディア・情報環境を理解するために、大事な基礎知識となりえます。
そこには冬の空は実在せず、私たちが空を名付けて、冬の空です。

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