早稲田大学教育学部の過去問の解答・解説・全訳です。受験生の入試対策のためにプロ家庭教師が出題傾向を分析・解説します。
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【大学】:早稲田大学
【学部】:教育学部
【年度】:2018年
【大問】: 1
【形式】: 適語補充
【表題】: 論理批判思考の入門 Introduction to Logic and Critical Thinking
【作者】: メリー・サルマン Merrilee Salmon
【対策】: 説明文。長文を読み進めながら適語補充し、まとめて内容理解が問われます。大問1から大問4までは同じ出題形式となります。内容は、論理学(ロジック)と批判思考(クリティカルシンキング)の入門書で、現代の情報環境ではどのように知的技術として役立つかまとめられています。論理学や批判思考は、英語に限らず、現代文でも押さえておきたい技術です。
【用語】: 論理学 ロジック 批判思考 クリティカルシンキング
【目安時間】: 20分
【大問】: 2
【形式】: 適語補充
【表題】: 英語という巨人の肩 The giant shoulders of English
【作者】: エコノミスト Economist
【対策】: 説明文。長文を読み進めながら適語補充し、まとめて内容理解が問われます。大問1から大問4までは同じ出題形式となります。内容は、英語のグローバル化が、学術の世界にどのような影響を与えているかをまとめた文章です。リンガフランカが、ラテン語・ドイツ語・英語と変遷してきた歴史を確認し、言語の多様性の価値を検討していきます。学術の専門用語の理解があると読みやすいでしょう。
【用語】: リンガフランカ グローバリゼーション ラテン語
【目安時間】: 20分
【大問】: 3
【形式】: 適語補充+文章理解
【表題】: ニワトリは野生環境を救済できる Chickens Can Help Save Wildlife
【作者】: ニューヨークタイムズ The New York Times
【対策】: 説明文。長文を読み進めながら適語補充し、まとめて内容理解が問われます。大問1から大問4までは同じ出題形式となります。野性動物の食肉(ブッシュミート)の狩猟活動により、動物の生態系にどのような影響があるかを解説しています。食肉の需要に応えるために、動物の家畜化を含めて、どのような政策が提案されているかを読みとりましょう。人類の資源利用については、地理学の基礎知識もあると理解しやすいです。
【用語】: 環境破壊 食糧生産 狩猟 家畜
【目安時間】: 20分
【大問】: 4
【形式】: 適語補充+文章理解
【表題】: 知識の思い込み 1人では考えられない The Knowledge Illusion Why We Never Think Alone
【作者】: スティーブ・スローマン Steven Sloman
【対策】: 説明文。長文を読み進めながら適語補充し、まとめて内容理解が問われます。大問1から大問4までは同じ出題形式となります。認知科学の入門書として、さまざまな思い込みを題材にしています。私たちは自分が思っているほど、物知りではなく、他人や共同体の知識の助けによって、物事を知ると主張しています。教育学では、生徒が正しい知識技術を学んでいるのか、それともただ思い込みの自信過剰なのかを判断する必要がありますので、志望者には必読の1冊と言えます。2017年の出版物で、邦訳も出版されています。目を通しておくとよいでしょう。
【用語】: 認知科学 集合知 共有 ドクサ
【目安時間】: 20分
【大問】: 5
【形式】: 適語補充+文章理解
【表題】: ー
【作者】: ー
【対策】:会話文。会話文を読みながら空欄にふさわしい語句を補充します。英語の慣用句や会話表現をまとめておきたいです。内容は、ラジオ番組の会話で、司会者(DJ)と科学者が、テレビ番組の宣伝をします。広告メディアでは、情報を加工して、会話や物語として伝える点に慣れておきたいです。会話文に特有な表現(venue a bit amazing)も押さえておきたいです。早稲田他学部も含めれば、商学部・教育学部・理工学部で、会話文が出題されています。過去問演習で類題として押さえておきましょう。
【用語】: ラジオ番組 対話 広告
【目安時間】: 10分