慶應義塾大学(慶応大学)理工学部の過去問２０１９年の解答・解説・全訳です。受験生の入試対策のためにプロ家庭教師が出題傾向を分析実況します。
【英語の試験構成 長文３本＋文法１本】
慶應義塾大学理工学部の英語の試験構成は、伝統的に長文読解３問＋文法１本で安定しています。読解力と文法力がそれぞれ区別して評価される試験です。問題数は少なめで、先に文法問題を仕上げてから、読解問題に取り組むのが定石です。
【英語の出典 科学技術(テクノロジー)系大半】
慶應義塾大学理工学部の英語の出典は、科学技術(テクノロジー)についての文章が大半です。理系受験者は、日本語の科学用語はすでに理解しているはずなので、合わせて英語訳を積極的に覚えておきたいです。
【ほぼマークシート 英作文とリスニングなし】
慶應義塾大学理工学部の解答は、ほぼマークシートで、一部に英単語のスペルを記入します。英作文対策やリスニング対策は必要ありません。
【プロ家庭教師 理工学部対策講座】
慶應義塾大学(慶応大学)理工学部への合格対策カリキュラムをプロ家庭教師に指導依頼できます。
【大学】：慶應義塾大学(慶応大学)
【学部】：理工学部
【得点】：１５０点/５００点満点
【募集人員】：６５０名
【試験年度】：２０１９年
【試験日程】：０２月１２日
【試験時間】：９０分
【検定料金】：３５０００円
【大問】：１
【形式】：適語補充＋文章理解
【表題】：円環時間は科学技術の病気を癒すか Is Cyclical Time the Cure to Technology's Ills.
【作者】：スティーブン・ナッシュ Stephen Nash
【対策】：説明文。文章を読み進めながら適語補充し、まとめて内容理解が問われます。文章内容は、科学技術(テクノロジー)がどのように私たちの時間感覚を変化させたのか分析しています。２つの時間感覚である直線時間(linear time)と円環時間(cyclical time)が比較されています。
【用語】：科学技術(テクノロジー) 生命進化 円環時間
【目安時間】：３０分
【大問】：２
【形式】：適語補充＋文章理解＋発音アクセント
【表題】：真実写真と偽造写真デジタル時代のメディア像と倫理 Phototruth or Photofiction Ethics and Media Imagery in the Digital Age
【作者】：トム・ウィーラー Tom Wheeler
【対策】：説明文。文章を読み進めながら適語補充し、まとめて内容理解が問われます。発音アクセントの出題もありますので、対策しておきましょう。文章内容は、写真と真実の関係を考察した文章です。筆者はなぜ人間が写真を真実と信じるようになるのか、いくつかの要因を分析しています。そして写真は言語と同じように、文脈に合わせて真実にも虚偽にもなりえると結論しています。
【用語】：真実 偽造写真 認識の誤り
【目安時間】：３０分
【大問】：３
【形式】：適語補充＋文章理解
【表題】：生徒たちの噂話
【作者】：---
【対策】：会話文。会話文独特の砕けた口語英語が多く、得点が乱高下しそうな問題です。文章内容は、生徒たちの噂話を通して、先生たちの情報が明らかにされます。事実と推測の違いを読解できるようになりましょう。
【用語】：事実確認 ゴシップ 噂話
【目安時間】：２０分
【大問】：４
【形式】：適語補充
【表題】：恐竜絶滅の隕石の後数年に生命は再復活した From Life rebounded just years after the dinosaur-killing asteroid struck.
【作者】：キャサリン・コーネイ Katherine Kornei
【対策】：説明文。文章を読み進めながら適語補充のみします。文脈に合わせて単語を活用できることがテーマになっています。
【用語】：恐竜 隕石 生命
【目安時間】：１０分